薬は病気に効く一方で副作用として不眠を引き起こす場合もあるので、注意が必要です。この症状を引き起こす可能性のあるものとしては、高血圧、パーキンソン病、うつ病、結核などの治療に使われるものが挙げられれ、非常に多くの種類があります。そのため、眠れない原因がこれらの服用にあるのではないかと考えられるときは、主治医に相談することをお勧めします。これらの服用によって眠りにくくなる場合でも、病気の治癒のために飲まなくてはならないという場合は、量を減らしてもらったり、違う種類のものを飲むようにさせてもらうと良いでしょう。
ただ、例えば高血圧に関しては、最近の治療薬では眠りを妨げるような作用のないものが開発されているので、そのようなことも治療を受ける際には考慮しておくべきです。また、特に注意するべきなのは、本来不眠を解消するために作られたはずのものが、使い方次第では逆にその原因になることもある、ということです。この場合は特に、いきなり服用をやめると余計に眠りにくくなる可能性があるので、飲み方ややめ方には十分な注意が必要です。
さらに、不眠の場合はストレスや生活習慣などが原因の場合も多く、薬を飲み始めてから眠れなくなった場合でも、服用したことが必ずしも原因とは言えない場合もあります。ですから、眠れないことに対して単純に原因を決めてしまうのではなく、主治医にアドバイスを求めたり、質の良い眠りができやすくなるような生活習慣を目指すなど、自分なりの工夫を考えてみることも大切です。
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